Wordで文字起こしする方法|ディクテーションとトランスクリプトの使い方

Wordで文字起こしする方法|ディクテーションとトランスクリプトの使い方

2025/02/21

Wordには打ち合わせの議事録メモや文章を素早く作成したいときマイクを使ってリアルタイムで文字起こしする「ディクテーション」と、インタビューをテキスト化する際には録音済みの音声ファイルで文字起こしする「トランスクリプト」があります。これらの方法にどんな違いがあるのか理解すれば、Wordで文字起こしする際便利ですよね。この記事では実体験に基づき、ワード(Word)の両方の文字起こし方法を比較します。

word 文字 起こし

1:Word(ワード)で文字起こしできる2種類の方法一覧表

Word(ワード)で標準搭載される文字起こし機能「ディクテーション」と「トランスクリプト」の2種類の方法について比較した一覧表です。

ディクテーション トランスクリプト
搭載プラットフォーム デスクトップ版、Web版 デスクトップ版:Microsoft 365のサブスクリプション版、Web版
料金 デスクトップ版:Word本体インストール費用、Web版:無料 デスクトップ版:Microsoft 365 個人向け 月額1,490円(1か月間無料)、Web版:有料版 月額2,130円
メリット 句読点の自動挿入
不適切な語句をフィルター
音声ファイルをアップロードして文字起こし可能
話者判別できる
録音とタイムスタンプ(日時)の付与
デメリット 音声ファイルから文字起こしはできない
話者の区別はできない
Web版のWordでは毎月300分制限あり
OSによっては使えない

2、Word(ワード)の音声入力で文字起こしをする方法

音声入力で文字起こしをwordで行う方法を紹介します。

2.1ディクテーション機能で録音しながら文字起こし

Word(ワード)のディクテーション機能で、マイクから出した音声を拾ってリアルタイムに文字起こしできます。

ディクテーション機能を使った文字起こしの手順:

ステップ 1:Word(ワード)を開き、上部メニューバーで「ホーム」タブをクリックしましょう。

ステップ 2:右側にある「…」→「ディクテーション」をクリックしてください。マイク型アイコンで示されています。(※表示されない場合、下にスクロールしてください。)

ワード ディクテーション

ステップ 3:ダイアログボックスが表示され、音声認識が開始されます。(※表示されない場合、何もないところをクリックしてください。)話者の話す内容がリアルタイムでテキストに変換されていきます。

ステップ 4:ダイアログボックスの設定アイコンをクリックすれば、話し手の言語やお使いのデバイス、句読点などを詳細設定できます。

ステップ 5:ダイアログボックスのマイクアイコンをクリックすれば、文字起こしが停止します。

word 音声 入力

2.2トランスクリプト機能で録音と文字起こし

Word(ワード)のトランスクリプト機能を使えば、録音と文字起こしができます。

トランスクリプト機能を使った録音と文字起こしの手順:

ステップ 1:Word(ワード)を開き、上部メニューバーで「ホーム」タブをクリックしましょう。

ステップ 2:右側にある「…」→「ディクテーション」ボタンにある「▼」をクリックして「トランスクリプト」を選択します。(※表示されない場合、下にスクロールしてください。)

word トランスクリプト

ステップ 3:言語を設定して「録音を開始」をクリックします。

word 音声 入力

ステップ 4:録音が始まり、マイクアイコンで一時停止・再開ができます。録音が終わったら「今すぐ停止してトランスクリプトを作成」をクリックしましょう。

word トランスクリプト

ステップ 5:文字起こしの結果が表示されます。

ワード 文字 起こし

ステップ 6:編集や、ドキュメントに文章の追加も可能です。収録した音声は自動的にログインしたOneDriveアカウントで保存されます。

ワード 文字 起こし

ワード 文字 起こし OneDriveに保存

3、Word(ワード)で音声ファイルを文字起こしする方法

Word(ワード)で音声ファイルを文字起こしする方法を説明します。

3.1ディクテーションで音声ファイルを再生して文字起こし

Word(ワード)の「ディクテーション」機能では音声ファイルから直接文字起こしすることはできません。その代わり、動画や音声ファイルを再生しながら音声をテキスト化する方法があります。

ディクテーション機能を使った文字起こしの手順:

ステップ 1: Word(ワード)を開き、上部メニューバーで「ホーム」タブをクリックしましょう。

ステップ 2: 右側にある「…」→「ディクテーション」をクリックしてください。マイク型アイコンで示されています。(※表示されない場合、下にスクロールしてください。)

文字 起こし ワード ディクテーション

ステップ 3: ダイアログボックスにある設定アイコンをクリックして、マイク項目で「ステレオミキサー」と指定して保存します。(※表示されない場合は、右端の「▼」をクリックしましょう。)

ステレオミキサー設定

ステップ 4: マイクアイコンをクリックして、文字に変換したいオーディオを再生します。これで、リアルタイムに文字起こしが始まりました。停止したい場合はマイクアイコンをもう一度クリックしましょう。

音声 入力 word

3.2トランスクリプトを使用して音声ファイルから文字起こし

Word(ワード)の「トランスクリプト」機能を使用して音声ファイルから文字起こしする方法を説明します。「ディクテーション」機能を使う場合より簡単です。

トランスクリプト機能を使った文字起こしの手順:

ステップ 1: Word(ワード)を開き、上部メニューバーで「ホーム」タブをクリックしましょう。

ステップ 2: 右側にある「…」→「ディクテーション」ボタンにある「▼」をクリックして「トランスクリプト」を選択します。(※表示されない場合、下にスクロールしてください。)

トランスクリプトの選択

ステップ 3: 言語を設定して「音声をアップロード」をクリックします。

トランスクリプトの選択

ステップ 4: アップロードと文字起こしの完了までしばらくかかります。編集や、ドキュメントに文章の追加も可能です。

音声アップロード

音声 入力 word

4、【精度高い】最高の文字起こしソフトーiRocket VoxTalker

Word(ワード)で音声ファイルをアップロードして文字起こしする「トランスクリプト」は便利ですが、Web版に無料はありません。そんなときにオススメなのが、無料で使える「iRocket VoxTalker」です。また、録音したインタビュー音声を文字起こしする際、作業を短縮しようと思ったのに結局手を加えて作業時間が変わらなかったのでは本末転倒ですよね。

ノイズリダクション機能もあるため、録音したインタビュー音声を文字起こしする際、音声からの背景ノイズやBGMの除去、話し言葉中の口のカチカチ音や重い「S」の音、飛び出す「P」の音の軽減が可能です。100以上の言語・アクセントに対応し、精度の高い文字起こしができます。

locspoof location spoofer

iRocket VoxTalker

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利用可能なOS:

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  • Word/PDF/テキストを読み上げ、200種類以上の言語に対応
  • 3文読むだけで 99%の精度 で声を瞬時にクローン
  • 文字起こし、ボーカル抽出、形式変換、録音など便利な機能もある
  • 音質を強化、ノイズを除去、高品質の音声を生成できる
  • MP3、WAVなど多様な出力&入力フォーマット

iRocket VoxTalkerで音声から文字起こしの方法

ステップ 1 VoxTalker をコンピュータにインストールして開きます。

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ステップ 2 「文字起こし」タブを開き、「ファイルを追加」をクリックして、ビデオやオーディオをインポートします。

irocket voxtalker言語とボイスを選択する

ステップ 3 言語を選択して、右下の「変換」をクリックして動画や音声を文字に起こします。

irocket voxtalkerテキストを入力する

ステップ 4 少し待ってから、変換された文字を確認できます。右上でコピーするか、txtファイルとして保存できます。

irocket voxtalker音声に変換と出力

5、Word(ワード)の文字起こしを利用する際のコツ

Wordの文字起こしを利用する際のコツを紹介します。

5.1 静かな環境でゆっくりはっきりと話す

まず、「静かな環境でゆっくりはっきりと話す」ことです。
Word(ワード)で音声入力する際、雑音が入ると文字起こしの精度が下がります。人間の耳は雑音の中でも必要な音声だけを聞き分けられますが、音声認識ソフトは必要な音声だけを聞き分けることはできません。
音声入力する際には、ソフトが音声認識できるようゆっくりはっきり話すように心掛けましょう。

5.2 単語ではなくセンテンス単位で話す

次に、「単語ではなくセンテンス単位で話す」ことです。
日本語には同音異義語が数多くあり、音声認識ソフトはそれらを単語単位ではなく文単位で判断するため、単語単位で話すと文字起こしの精度が下がります。
また、単語単位で会話すると同一話者の発言を別の話者として認識されてしまうこともあるのです。
Wordの文字起こしを利用する際には、文脈を理解した上でセンテンスごとに発話しましょう。

6、ワードの文字起こしについてよくあるご質問

1Wordのトランスクリプト機能が表示されないのはなぜですか?

Wordのトランスクリプト機能が表示されないのはWeb版を無料で使っている、またはデスクトップ版のバージョンが対応していない、またはMicrosoft 365の無料期間が終わっている可能性があります。Wordのトランスクリプト機能はWeb版では有料でしか使えなくなりました。さらに、デスクトップ版ではMicrosoft 365しかトランスクリプト機能は使えません。

2Wordのディクテーション機能がないのはなぜですか?

Wordのディクテーション機能がないのは、Wordのバージョンが古すぎることが考えられます。Wordのディクテーション機能を使用するには、Microsoft365のサブスクリプションが必要です。また、Windows 10以降のバージョンでないと使用できません。また、Web版の場合、「ホーム」画面の右端の「…」をクリックし、下にスクロールすると出てきます。

まとめ

Wordで文字起こしする方法する方法を紹介しました。 音声入力・音声データを使ってディクテーション・トランスクリプトで文字起こしできます。   Wordの文字起こし機能に不満がある場合は、 iRocket VoxTalkerがオススメです。精度の高い文字起こしができ、100以上の言語・アクセントに対応します。 ぜひiRocket VoxTalkerをこの機会に活用しましょう。

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岡田智 twitter

ライター歴10年以上の経験を持つソフトウェア分野の専門家。業界全般にわたる豊富な知識と洞察を活かし、高品質かつ信頼性の高いコンテンツを提供してきました。2021年よりiRocketチームに所属し、編集者としてGPS位置変更、動画のダウンロード&編集、テキスト読み上げ&音声編集など、最新技術に関する課題を抱えるユーザーに向けて、実績に基づいたソリューションを数多く提案。専門性の高さと実用的な視点で、多くの読者やクライアントから厚い信頼を寄せられています。

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